花についての話 |
ギリシャ神話では、クロッカスは、羊飼いの娘スミラックスに恋する美少年。二人は愛し合っていたが、神々に反対され結婚できず、絶望した青年は自殺してしまいます。こんな二人を哀れんだ花の女神フローラは、青年をクロッカスに、娘をスミラックス(サルトリイバラ)という花に変えました。このいわれから、この二つの花は、ギリシャ時代には、結婚式の花として用いられたといわれています。
春に咲く花は青春の意味を含むとされるケースが多く、「青春の喜び」の花言葉もクロッカスがヨーロッパにおいて古くから春の訪れを告げる花とされてきたことに由来します。「切望」の花言葉は、早春に花をつけるクロッカスが春を待ちきれないという意味になります。 |