花についての話 |
昔ローマに、美しいギリシャ人女性、ソニクスが住んでいました。ソニクスはカーネーションの冠作りの名人で、いつも太陽神アポロンの祭壇を美しく飾っていました。しかし、彼女を妬む者に殺されてしまいます。太陽神アポロンは、日頃の彼女の行いに感謝し、彼女の姿を虹色に輝くカーネーションに変え、弔いました。そこから、カーネーションの学名も「神の花」の意の「ダイアンサス」になったということです。カーネーションは、母の日に贈る花として有名ですが、この習慣は、アメリカのアンナ・ジャービスという人が、母の命日に亡母が好きだった白いカーネーションを教会で配ったことが始まりという説が有力だそうです。 |