花についての話 |
神々が、受け持ちの都市を決めた時、海神ポセイドンと農業の女神アテナは、ひとつの都市を争いました。神々は、相談の結果、人の役に立つものを生み出したほうに、その都市を与えることにしました。ポセイドンは、ほこで地面を打ち、馬を作りだし、アテナは、オリーブの木を生み出しました。神々は、オリーブのほうが馬よりも人間のためになるということで、アテナに軍配をあげました。その都市は、アテナのものとなり、アテナイと名づけられて、アクロポリスの丘にはアテナがまつられました。以後、アテナの祭りでは、競技の勝利者にオリーブの冠が与えられるようになりました。ギリシャ人は、戦争の相手国に平和の使者を出すとき、オリーブの枝を持たせたそうです。花言葉は、そのような故事にちなんだものでしょう。 |