花についての話 |
ギリシャ神話に登場する仲良しの姉妹の話です。ある日、二人は祭壇に捧げる花を摘みに野に出て、水辺に咲いているレンゲソウを見つけました。姉のドリュオペが摘むと、折った茎から血が流れました。その花はいやな男から逃げるために、ニンフが姿を変えたものだったのです。ニンフの代わりに、彼女の足は草に変わり、根が張っていました。「花はみな女神が姿を変えたもの。もう花は摘まないで」と言い残して、ドリュオペはレンゲソウになってしまったということです。レンゲソウには、薬効もあり、そこから「私の苦しみを和らげる」という花言葉になりました。 |