花についての話 |
ユリは聖書にしばしば登場する花のひとつである。新約聖書では「ソロモンの栄華もユリに如かない」と、繁栄の象徴として用いられる。白いユリ(マドンナリリー)の花が純潔の象徴として用いられ、聖母マリアの象徴として描かれる。
東洋ではユリは食用や薬用に使用される。花の観賞は、明治30年代頃からである。
美女の形容として「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」がある。
ギリシャ神話に登場する最大の英雄ヘラクレスの誕生とユリの花の物語です。
御存知浮気者のゼウスは、王女アルクメーネの美貌に魅せられ、彼女の夫が旅で留守のある日、ゼウスはアルクメーネの夫に姿を変え近づきます、彼女は何も疑わず寝室に入れたのです。ゼウスは3日も太陽を昇らせずアルクメーネと過ごします、その時生まれたのが後の英雄ヘラクレスです。生まれたヘラクレスに、嫉妬深いゼウスの妻ヘラの乳を飲ませなければ不死身にすることができません、そこでゼウスはヘラを眠り薬で眠らせ、ヘラクレスに飲ませたと言いますが、夢うつつの中で気付いたヘラは手で払い除けました、この時乳首からほとばしり出た乳が天に昇り「天の川」に、地に落ちた乳が白いユリの花になったのです。 |