花についての話 |
ローマの物語によると、コリントという都市で幼女が死んで、アカンサスの成長している場所に埋められました。しの幼女を看護していた老女が、玩具などをバスケットに入れて墓に運び、アカンサスの上に乗せました。すると、若い葉がバスケットの重みで曲げられて、縁に美しいデザインでからみつきました。彫刻家で建築家のカリマコスが、偶然それを見て、すばらしいと思い、その形を石に掘って永遠の芸術にしたといわれています。「芸術」「技巧」の花言葉は、そこからきているようです。
アカンサスの美しい葉は、ギリシャのコリント様式の柱に文様化されているほか、日本の一万円札や賞状の縁にも用いられています。 |