花についての話 |
花言葉の「乙女のはにかみ」は、サクラよりも一足早く、はにかむように咲くことに由来するといわれます。
「疑い」「疑惑」は中国の故事から来ているといわれています。
「李下に冠を正さず」という故事です。
木の下で冠を直すと、実をとろうとしていると疑われるのでやめるべき、という意味です。
アンズにまつわる話ですが、昔、中国の廬山に「とうほう」という医師がいました。「とうほう」は、お礼を受け取らず、病気が治ると、重病者たちにはアンズの木5株、軽病者には1株を植えさせていました。いつのまにか、10万株以上のアンズの林ができて、アンズは成長するとよく実をつけて、その種は杏仁(きょうじん)というよい漢方薬になったといいます。この故事から、中国では杏林といえば医者のことを指すようになりました。 |