花についての話 |
ダリアの花言葉は、良い意味と悪い意味の二面性をもっています。伝説にまつわる悪い意味の花言葉のいわれを紹介します。
フランス革命後、上流階級で誰よりもこよなくダリアの花を愛した女性がいました。それが、かの有名な皇帝「ナポレオン・ボナパルト」の妻であるジョセフィーヌです。その頃はまだ珍しい花だったダリアをキレイに咲かせたことを自慢するために、パーティーを開いて貴婦人達に見せびらかしていました。
彼女は、自慢のダリアを「譲って欲しい」とお願いされても、誰にも譲らず独り占めをしていました。そうしたジョセフィーヌを気に入らない貴婦人が、知り合いの貴族に頼んでジョセフィーヌの庭師をお金で丸め込み、球根を盗ませたそうです。
球根を手に入れた貴婦人は、自分の庭でもキレイなダリアの花を咲かせたことを耳にしたジョセフィーヌが、庭師を解雇し貴族を追放したという伝説が残っています。このことから「裏切り」という花言葉が生まれたようです。
また「移り気」という花言葉の由来は、ダリアがどこでもキレイに咲く姿が見られるようになり、自慢できるような価値がなくなったとたん、ジョセフィーヌはダリアに興味を示さなくなったことからきています。
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